カテゴリー別アーカイブ: ブランショ

トマ

“Thomas l’Obscur”(41年版)をamazon.fr を通して購入したことは前に書いた。その後同社から最初の感想を書くよう促す丁重なメールを受け取ったものの、日本語でさえめったに書けない感想をフ … 続きを読む

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作家ブランショ

「ギリシャ神話の語るところでは、人間は深部に関する度外れな体験――ギリシャ人たちが作品に欠くべからざると認めている体験、作品がそこで自身の逸脱の試煉に耐え得るごとき体験――が、それ自身として追求されるのではない時にのみ、 … 続きを読む

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『謎のトマ』(41年初版の篠沢秀夫訳)

『謎のトマ』41年初版の邦訳が出た(篠沢秀夫訳)。これは画期的な訳業である。まず原版(ガリマール、2005)の裏表紙の紹介文をご覧になってほしい。 初版の刊行以来再刊がなされていなかったことがわかる(50年出版の短縮版は … 続きを読む

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オルフェウスの経験と共同体

共同体の契機は死と言葉と(性)愛の発見であり、共同体の進化の要因とみなされている技術、交換(価値の源泉にして貨幣の起源)、宗教も先の三要素を組み合わせた帰結である。 死と言葉と愛が発見される時、物質と幻想は未分化なものと … 続きを読む

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