カテゴリー別アーカイブ: ワイズマン

『フレデリック・ワイズマン・コンプリートBOX』

何か大事なことを書き忘れていると思ったら、フレデリック・ワイズマンの『全集』が出る。第1集は『チチカット・フォリーズ』から『軍事演習』に至る13作品、24時間! 寺籠りするつもりでどうぞ。わたしはもちろんコンプリートいた … 続きを読む

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パワフルおじいさんズ

ニコラウス・アーノンクールは1929年12月6日生まれ、フレデリック・ワイズマンは1930年1月1日生まれだから、ほとんど同い年と言っていい。アーノンクールが引退を発表した日にはコンサートの予定が組まれていたので、つい最 … 続きを読む

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オニサンティ

フィレンツェのオニサンティ教会はボッティチェリが眠っていることで知られる。いまはウフィツィ美術館の最初の部屋に飾られているジョットの堂々たる「オニサンティの聖母」も、もとはこの教会の主祭壇画であったという。オニサンティと … 続きを読む

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ワイズマン『ジャクソン・ハイツ』(In Jackson Heights, 2015)

『ジャクソン・ハイツ』を描き出すワイズマンのキャンバスはとりどりの色彩と意匠であふれている――多様な言語で描かれた商店の看板と店先の雑多な品々、屋台の手書きメニュー、八百屋やファーマーズ・マーケットに並ぶつややかな野菜( … 続きを読む

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ワイズマン『ジャクソン・ハイツ』

今年の東京国際映画祭で、フレデリック・ワイズマンの新作『ジャクソン・ハイツ』が上映される(10月25、27日)。40本目の作品の舞台は再び米国へ。チケットはすでにネット等で発売されている。詳しくは、http://2015 … 続きを読む

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ホワイトハウスのワイズマン

“As for a subject I’ve always wanted to document: The White House.” 「ホワイトハウスは前から撮りたいと思っている」( … 続きを読む

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ワイズマンの編集について5(映画原人ワイズマン)

テイクと編集の綱引きという基準でワイズマン作品を見る時、ふたつの極(テイクそのものにより多くを語らせるか、編集を通してより多くを語るか)の例とみなせる『福祉』と『メイン州ベルファスト』それぞれの編集手法を分析した(もとよ … 続きを読む

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ワイズマンの編集について4(『メイン州ベルファスト』)

【『メイン州ベルファスト』の編集手法】 すでに作品のタイトルが取り上げられる題材の多様性(強い言い方をすれば雑多さ)を示している。『福祉』『少年裁判所』『高校』『視覚障害』『ストア』等々の表題は主題化される事柄を明示する … 続きを読む

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ワイズマンの編集について3(『福祉』)

準備作業をひと通り終えたので、ワイズマンの編集という第2の(より重要な)論点に移ろう。編集という観点から見ると、テイクと編集の間の綱引きに由来するふたつの極があることは先に指摘した(一方にはテイクがより多くを主張する『福 … 続きを読む

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ワイズマンの編集について2(ワイズマン作品の音声)

ワイズマンの映画では音声がモンタージュの土台となることが多い。というのは作品の中核をなす対話と話し合いの場面で、同時録音された音声をカットせず、サウンドトラックに合わせて映像をモンタージュするという手法がしばしば採られる … 続きを読む

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