カテゴリー別アーカイブ: 清順

清順と戦争

鈴木清順監督が1923年(関東大震災の年)に生まれ、従軍したことは、彼のキャリアに大きな影響を与えている。この点は1926年生まれの中平康と比較するとわかりやすい。同じ大正生まれでありながら(中平の誕生月は1月だから、か … 続きを読む

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帝王切開について

「ツィゴイネルワイゼン」の次のシーンは、一挿話に過ぎないのに記憶に残る。藤田敏八が妻から電話で原田芳雄の死を報らされた後に、早く帰ってほしいという懇願を無視して外科医の玉川伊佐男とバーで待ち合わせるところである。 玉川は … 続きを読む

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「いち期は夢よ 御狂へ(注a)」(鈴木清順)

「いち期は夢よ 御狂へ」。今月の特集に寄せて、鈴木清順監督自ら神保町シアターに贈った色紙にはこうある。「ツィゴイネルワイゼン」の中砂(原田芳雄)は、親友青地(藤田敏八)の不在時にその妻(大楠道代)のもとを訪れ、原田本人の … 続きを読む

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遍歴の伴侶と離別――清順映画におけるイメージの旅

「鈴木清順作品における遍歴という構造について」の続きである。ここで“遍歴”は、清順作品に固有の大胆なカットをまたいで、異質な空間を移動していくイメージの旅を意味する。そうしたイメージの代表は主人公および彼(女)が探し求め … 続きを読む

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鈴木清順作品における遍歴という構造について

「清順の剃刀、あるいは鈴木清順の編集技法について」の続きである。できれば先のエッセーも読んでいただきたいが、あちらは初期作品に重点を置いた記述で長いため、興味を引かれないかたも多いと思う。そこで今回は極力要点だけ簡潔に書 … 続きを読む

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清順の剃刀、あるいは鈴木清順の編集技法について

日活時代の清順特集(神保町シアター)が二週目に入った。どれを取っても強力な面白さ。欲が出て、つい残りの20本も見たくなる。この時期の制作現場をよく知るスタッフへのしつこいインタビュー本があったらなとも思う。というのはこの … 続きを読む

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神保町シアター/特集「祝 卒寿 鈴木清順」

9月28日からいよいよスタートしたこの特集、私は2日目から通い始めた。8月以来、ベルリン派、クレショフ、ロバート・クレイマー、ロシア映画など、東京のミニシアターは競って見逃せない企画を連打してきたが、90歳を祝って開催さ … 続きを読む

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無題

ようやく冬らしい寒さを迎えつつあった休日、親しい友人たちと酒を酌みつつよもやまの話をしながら過ごすうちに女優談義となり、一人が大谷直子のいつも狂気を孕んだまなざしについて語るので、ツィゴイネルワイゼンを見ることになった。 … 続きを読む

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