カテゴリー別アーカイブ: 神話

アポテオーズ

昨夜のエントリ「神々の名前」には、いま読んでいるベンヤミンの「ドイツ悲劇の根源」からの影響が丸見えである(梶芽衣子はさすがに関係ない)。しかしそれとは別に昨年から勉強を始めたラテン語のテキストに、ちょこちょこ文字通り神々 … 続きを読む

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神々の名前

梶芽衣子という固有名は神話の領域にある。 神話に登場する神々の名は「伝達」とか「商売」とか「戦争」といった理念を表現するとともに、具体的な物語を通じて神々のキャラクター(神格)を個体化する。神話がなければ神々の名は理念の … 続きを読む

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紀元前1200年のカタストロフ

未読なのだが、ブローデルが残した「地中海の記憶 先史時代と古代」(邦訳、藤原書店)の第1部第4章Ⅲ(出来事、変化、破局)、そして第5章(紀元前12世紀から8世紀にかけて全てが変化する)の記述がきっかけとなって最近話題にな … 続きを読む

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オルフェウスの経験と共同体

共同体の契機は死と言葉と(性)愛の発見であり、共同体の進化の要因とみなされている技術、交換(価値の源泉にして貨幣の起源)、宗教も先の三要素を組み合わせた帰結である。 死と言葉と愛が発見される時、物質と幻想は未分化なものと … 続きを読む

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慈しみの女神たち

アイスキュロス「オレステイア(オレステス三部作)」は、異なる正義間の葛藤を、古い神々(クロノスを中心とするティタンたち)と新しい神々(ゼウスを中心とするオリンポスの神々)の間の和解によって止揚するという、政治哲学と神話が … 続きを読む

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