カテゴリー別アーカイブ: 陰謀

マスク

仮面ではない。サニタリーマスクの話である。 ある超一流のオーケストラには非常に顔が大きなヴィオラ奏者が属している。あまりに顔が大きいので、ヴィオラがヴァイオリンに見えるほどである。私はこのオーケストラのサブスクリプション … 続きを読む

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ラモーと彼の様式

ラモー『結婚の神と愛の神の祭典』のニケ盤ブックレットの解説(昨日も紹介したThomas Soury の文章)は、作曲の目的と上演される舞台(ラモーのオペラは劇場のみならず、ヴェルサイユでの式典などでも上演された)、それに … 続きを読む

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『ベレジーナ』

おおー。2年前のシュミット特集以来じゃないですか。 こういう作品を突然出してくれるのもシネマヴェーラのよいところです。高貴でおバカなこの映画、大好きであります。いきまっせー。

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『夜の緋牡丹』と島崎雪子

島崎雪子といえば、『めし』に出てくる、二十歳のおさわがせ家出娘である。上原謙の姪という設定で、美しい妻(原節子)を持つ彼を慕っている。しかし、この映画の島崎が原に対抗できる武器は、若さと活発な無邪気さだけ。株屋でありなが … 続きを読む

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『孔雀の羽根』(1937)

タイトルがやや地味なことがたたって読み逃していた。とてもおもしろい作品である。 1 『眠れるスフィンクス』(1947)の「殺人ゲーム」の原型が登場する。『孔雀の羽根』でヘンリー・メリヴェール卿は、「殺人ゲーム」について次 … 続きを読む

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謹賀新年2016

みなさまにとってよい年でありますよう。 南関東の元旦は例年穏やかだが、今年はいつにもましてぽかぽかしている。マンションの住人にも顔をあわせることなく散歩に出かけたら、町角に座り込んで焼酎をラッパ飲みしている中年男から「あ … 続きを読む

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カーター・ディクスン・マーダーズ

特にこれといった理由はないが、ディクスン・カー(カーター・ディクスン)を読み直している。今日は国書刊行会版の翻訳で『一角獣殺人事件』を読んでいた。トリックよりもストーリーテリングが楽しい作品で、同時代のヒッチコックの語り … 続きを読む

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廃墟(ホンモノ)

たしか先週の木曜日に若宮大路の現状をお伝えした。あそこは来年にも若い桜の並木道に生まれ変わるはずだから、当座の廃墟に過ぎない。 こちらは何に生まれ変わるのだろうか?

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廃墟ではない

逆光なのでわかりにくいですが、ここはどこでしょうか? 何と、鎌倉は鶴岡八幡宮の参道、若宮大路です(これは八幡宮の大鳥居下から海方向を向いて撮ったもの)。何か変だなと思いつつ小町通り寄りの側道を歩いていたのですが、大路の桜 … 続きを読む

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フェラギュス23世とビセートル

ビセートル病院が大革命以前には精神病者のみならず犯罪者の収容に使用されていたことはフーコー『狂気の歴史』に詳しく述べられている。ところでバルザック『十三人組物語』の第一篇「フェラギュス」に登場する同名の人物は、警察の調べ … 続きを読む

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