カテゴリー別アーカイブ: 映画

『ショックプルーフ』を見て『眠りの館』を再考する

『ショックプルーフ』は素晴らしいフィルムだ。サークには珍しいボニー&クライドもので、このジャンルの代表作の一つと言ってよい。ただしラストのあっけないハッピーエンディングはサークならでは。ラング作品と比較するなら、『暗黒街 … 続きを読む

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サーク『眠りの館 Sleep, My Love』(1948)

ノワールの秀作。だがヒロイン、クローデット・コルベールが適役かと言えば疑問がある。夢遊病や妄想とは縁がなさそうな面持ちだからである。ヒロインに好意を持つ青年(ロバート・カミングス)が彼女の心の病について疑いを持つのは、そ … 続きを読む

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サーク『丘の雷鳴』

基本的に修道院のセット内で撮られた室内劇。洪水によって避難してきた近隣住人と彼らを支える修道女の、数日間の生活が描かれる。本当は明日の刑執行が予定されていた死刑囚の若い女性が、手錠もかけられずにわずか二人の警官によって護 … 続きを読む

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応亮(イン・リャン)の短編映画(2008-16)

中国の若手映画作家、応亮(イン・リャン)の短編4作品がアテネフランセで上映された(クリス・フジワラの「現代映画とは何か?」の一環として)。洗練された映画的形式と、日常生活を貫く政治的暴力の生々しい表現を両立させる力量に感 … 続きを読む

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『エレナ出口 Exit Elena』(Nathan Silver, 2012)

Nathan Silver 監督『エレナ出口 Exit Elena』(2012)を見る。スタンダード、カラー。3部構成で、上映時間は72分。 看護師の資格を取得したばかりのエレナは、ある中流家庭(アッカーマン家)の老婦人 … 続きを読む

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金井嘉彦「『ユリシーズ』の詩学」

金井嘉彦「『ユリシーズ』の詩学」(2011)を読む。 「映画の詩学」と題された第Ⅳ部は、『若き日の芸術家の肖像』と『ユリシーズ』とがどのように初期映画の表現形式(制作手法と上映形式)を取り入れているかを論じている。 『ス … 続きを読む

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この映画のためにだけでなく

「すべての映画は演劇についての映画である。他の主題はない。(注)」(ジャック・リヴェット) オリヴェイラ『フランシスカ』を特徴づける二重写しの表現は、この作品に特異的とみなされるべきか。それともオリヴェイラの諸作品を貫く … 続きを読む

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映画の思考について、または『ざ・鬼太鼓座』について

1 プラトンの対話篇『メノン』に出てくる有名なエピソードは次の通りである――ソクラテスは対話の相手に十二、三歳の少年を選び、三平方の定理をまだ教わっていない彼にいくつかのヒントを与えることを通じて、彼自身に独力でこの定理 … 続きを読む

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加藤泰『ざ・鬼太鼓座』

Akatukiyamiさん(当ブログ運営者のわたしが常々日本映画に関して貴重な指導を頂戴している友人)から、加藤泰『ざ・鬼太鼓座』についての素晴らしい論考をお寄せいただいた(もともと複数のメールであったものを、わたしが独 … 続きを読む

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「UCLA映画テレビアーカイブ 復元映画コレクション」(フィルムセンター)

東京国際映画祭にあわせて開催されているフィルムセンターの特集「UCLA映画テレビアーカイブ 復元映画コレクション」(10月25日-11月6日)に連日通い、上映作品の質の高さとフィルムの表現力の豊かさに目をみはっている。 … 続きを読む

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