月別アーカイブ: 11月 2011

リコッタチーズ

リコッタチーズが美味しい季節になりましたね(ウソ)。パゾリーニの短編「リコッタ」は、本来長編の構想だったものを、当時の社会で物議を醸しかねない内容ゆえに制作困難と判断し、オムニバス「ロゴパグ」の企画にあいのりして世に出し … 続きを読む

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リアルのことはルノワールに聞きましょう

シュトロハイム、ルノワール、ウェルズとくればアンドレ・バザンである。バザンは彼らをリアリストだと言うが、この場合、リアリズムをなめてはいけない。以下の引用は、ルノワール自身が序文を寄せたアンドレ・バザンの評論集「ジャン・ … 続きを読む

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無題

ようやく冬らしい寒さを迎えつつあった休日、親しい友人たちと酒を酌みつつよもやまの話をしながら過ごすうちに女優談義となり、一人が大谷直子のいつも狂気を孕んだまなざしについて語るので、ツィゴイネルワイゼンを見ることになった。 … 続きを読む

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レイ,ヴェンダース

We Can’t Go Home Again をめぐっては少しまとまった文章を書いてみたいと思っている。先日のエントリ同様、これもそのためのメモ。 We Can’t Go Home Again を … 続きを読む

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Touch of Evil 黒い罠

少し前にamazon UK で注文しておいたウェルズの「黒い罠」のブレーレイが届いた。よく確認せずにポチったので届いたブツを見て心底驚いたのだが、この商品、2枚のブルーレイディスクに何と5つの異なるバージョンをすべてフル … 続きを読む

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洲崎パラダイス 赤信号 覚書

今日ニュープリントで見て気づいたことを2点だけメモ書きしておく。この映画、大好きなので。 1 洲崎川埋め立て前のリアルな映像と音声。中州に重機がある風景や、埋め立て中らしき騒音を聞くことができる。DVDで見た時には気づか … 続きを読む

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オーソン・ウェルズのボルジア家

「オーソン・ウェルズその半生を語る」というタイトルで邦訳が出ているピーター・ボグダノヴィッチによるウェルズへのインタビューとジョナサン・ローゼンバウムによる詳細な年譜は、ウェルズという映画作家について知るためだけでなく、 … 続きを読む

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We Can’t Go Home Again 試論

ニコラス・レイが1972年にニューヨーク州立大学ビンガムトン校ハーパーカレッジ(Harpur College of Arts and Sciences at State University of New York at … 続きを読む

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スクリーン・プロセス

川島雄三「昨日と明日の間」について書いた昨日のエントリの補遺である。 この作品の冒頭の場面で、スクリーン・プロセスをはっきりそれとわかるかたちで使用していることはすでに述べた。この技術の詳細についてはWikipedia … 続きを読む

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川島雄三 昨日と明日の間

東京フィルメックスの川島雄三映画祭に行ってきた。映画祭といっても松竹時代の3作品に日活移籍後の「洲崎パラダイス 赤信号」という小規模な企画である。とはいえ今日見た松竹最後の作品「昨日と明日の間」(1954年)はとてもおも … 続きを読む

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