月別アーカイブ: 2月 2014

ふたごのバーテンダー

個人経営のこじんまりとした雰囲気と酒の品揃えのよいバーで、オーナー=マスターがふたごという店が実在する。 わたしは比較的広く浅くソト飲みするほうである。常連になると別に聞きたくない店の内情が聞こえてきたり、他の客との付き … 続きを読む

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表サンドリーヌ・ボネール

モーリス・ピアラを忘れちまったやつはいねぇえがー(なまはげ風)。 忘れてしまってはだめだ。もういちど宣伝しておくが、ピアラには全作品のBOXセットがある。品切れになることは必定なので、ぜひとも今のうちにAmazon.fr … 続きを読む

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トーマス・デ・パドヴァ『ケプラーとガリレイ』

多くの美点を持つ本だ。わたしが注目するのは次の諸点である。1) 近世における天文学の転換点の記述、2) ガリレイ神話の問い直し、3) ケプラーとガリレイが生きた時代の歴史的背景の記述。 1) について。ケプラーとガリレイ … 続きを読む

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ナマケモノのにおい

道路を横断するハクビシンとおぼしき小動物を見たことがある。とある駅近くの商店街、早朝のことだ。その小動物は比較的人通りの多い街路を、横断した後も数秒にわたって移動したので、他の通行人も注目していた。猫くらいの大きさだった … 続きを読む

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『パルジファル』(1961年4月)

『パルジファル』の音楽は、例のごとく複数のライトモチーフの接続と重ね合わせによって成り立ってはいるけれども、教会音楽的な耳になじみやすい和声に基礎づけられたモチーフが多く、しかも主要なそれは第1幕のプレリュードに網羅され … 続きを読む

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真冬のサングリア

酒カテゴリーのエントリーでありながら埋め草ではなく、酒が主題である。これは本ブログはじまって以来のことだ。 雪に閉じ込められたため週末の予定がご破算になった。そこで昨日、思い立ってサングリアを作ってみた。夏の軽い飲み物で … 続きを読む

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けもののにおい

埋め草指数85くらいの埋め草を書こう。 ワインの香りを形容する常套句のひとつに「けもののにおい」というのがある。典型的には熟成が進みつつあるピノ・ノワールの、日に干された草の香りとウォッシュ・チーズのそれを混ぜたような独 … 続きを読む

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三題噺の試み(雪、パルジファル、酒)

首都圏は雪に弱いけれども立ち直りは早い。昼過ぎにはすでに何ごともなかったかのように人々は街に出ていた。もちろん路地裏に雪はまだ残っている。 雪に閉ざされた夜、よいつまみから見離されながらも雪見酒を傾けようとする時に、果た … 続きを読む

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『パルジファル』(MET, 2013)

ダニエレ・ガッティ(指揮)、フランソワ・ジラール(演出)、ヨナス・カウフマン(パルジファル)、カタリーナ・ダライマン(クンドリ)、ルネ・パーペ(グルネマンツ)、他。 ガッティは暗譜で指揮している。第一幕、グルネマンツに伴 … 続きを読む

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大雪

これほどの大雪は十年以上見ていない――窓の外がすっかりアンゲロプロスである。明朝まで降り続けるという予報だ。雪に弱い首都圏のことだから、明日まで交通機関は麻痺してしまうだろう。みなさま、お気をつけて過ごされますよう。

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