日別アーカイブ: 2014/06/14

『荒魂』(3)

それでは石川淳における急所とは何か。どうやら蒔き散らすもの、蒔き散るもの、蒔き散らされるもの(ファルス、精子、大地)という神話的な豊穣の三位一体とは関係がないようである(注)。また急所の目立った表現として、しばしば陽根が … 続きを読む

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『荒魂』(2)

小説の文体の特徴と作品が語っているように見える事柄とを関係づけることは案外むずかしい。ポール・ド・マン『読むことのアレゴリー』のルソーをめぐる分析は、文学者ルソーと思想家ルソーを思いがけないやり方で関係づける。ただしこの … 続きを読む

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『荒魂』

石川淳の小説の文体はそれぞれに固有性を持ちかつ他と響き合う、次のようなレイヤー(階)によって構成されている。1) ツーと言えばカーと答える、間然するところのない演劇的な台詞の応酬、2) 急展開する出来事を描き出す粗くふて … 続きを読む

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