月別アーカイブ: 7月 2014

Dulle Griet

ピーテル・ブリューゲル(1525年 – 1569年)の油彩“Dulle Griet”(1562年作、マイヤー・ファン・デン・ベルフ美術館所蔵)のタイトルについて、日本語版Wikipediaの「悪女フリート」の … 続きを読む

カテゴリー: 美術 | コメントは受け付けていません。

ダニエル・シュミット『季節のはざまで』(“Hors Saison”, 1992)

スイス・アルプスの中腹に建ち、両翼を東西に広げる5層のフロアを持ったかつての由緒あるホテル。夏のハイシーズンにはヨーロッパ中から賓客を迎えていたこの建物もいまは打ち捨てられている。ホテルの支配人を祖父に持つヴァランタン( … 続きを読む

カテゴリー: ダニエル・シュミット, ファスビンダー, 映画 | コメントは受け付けていません。

カメラを持った監督

『収容病棟』がもたらした興奮がなかなか覚めない。『三姉妹』のカメラについてakatukiyami 氏は、少女たちにとってカメラマンは自分についてくる従順な家畜に似た位置づけという卓抜な指摘をされた。なるほど稀にカメラ目線 … 続きを読む

カテゴリー: ワン・ビン, 映画 | コメントは受け付けていません。

ワン・ビン『収容病棟』

『収容病棟』には明確な政治的主張がある――エンドロール前の字幕が語る内容にその主張が要約されている。いわく、作品の舞台となった雲南省の公立精神病院の患者たち(男女あわせて200名ほど)は暴力性の有無を問わず同じ病棟(注  … 続きを読む

カテゴリー: ワン・ビン, 映画 | コメントは受け付けていません。