月別アーカイブ: 6月 2016

「記憶術」(1)

相手の急用で仕事の待ち合わせがなくなった。夕刻、近くにはなじみの小さいバーがある。まだ二十七、八の店主は、媚びず気取らず、知的な美人なので人気がある。彼女との会話を目あてに行くと、客はだれもおらず、アルバイトの女子大生が … 続きを読む

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良識について

以下の内容はタイトルと無関係である。 わたしの居住するマンションの1階は共有スペースで、応札セットが置いてある。最近この空間について、おおよそ次のような趣旨の貼り紙が出された(応接セットのテーブル上にも同じ印刷物が貼り付 … 続きを読む

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『狂えるオルランド』の馬々

オルランドの物語をお読みになったかたは、なぜバイアルドなのか、オルランドのブリリアドーロ、ルッジェーロのフロンティーノ、そしてアストルフォの天馬(ヒッポグリフ)を忘れてもらっては困るとおっしゃることだろう。実はこれらの馬 … 続きを読む

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ベルリン古楽アカデミー来日公演(26日、三鷹)

ベルリン古楽アカデミー、三鷹公演を聴いた(今日。プログラムはイタリア・バロック)。このアンサンブルはこうでなくてはという快演だった。プログラムの構成がよく(注)、終始リラックスしながら集中を欠くことのない演奏のおかげで、 … 続きを読む

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古楽のライブ演奏について

ベルリン古楽アカデミーの3度目の来日公演を聴いた(23日。トッパンホール)。 バロック・オーボエの Xenia Löffler (レオンハルト・コンソートでも活躍した Ku Ebbinge に学んだ人)がソロを担当した2 … 続きを読む

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ヴィヴァルディのノリについて

またかとおっしゃるのか。ヴィヴァルディについてはまだまだ書きます(始まったばかり)。 この作曲家はきちんとした対位法を駆使するときにはするが、他方、パッサカリア風に延々と繰り返されるバスのオスティナートの上に素敵な旋律を … 続きを読む

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ヴィヴァルディのオペラの魅力について

ヴィヴァルディのオペラの魅力について語るのはかなりむずかしい。 ヴィヴァルディの器楽作品が好きで、あまりこの作曲家の声楽作品を聴いていないというかたは、彼のどのオペラでもいいからすぐ聴くべきです。たとえばヴァイオリン・ソ … 続きを読む

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ヴィヴァルディ『狂気を装うオルランド』

Orlando finto pazzo RV 727 は、1714年の作品。アリアとコーラスの旋律のみならずオーケストラ書法のヴァラエティが魅力的である。コンチェルトやシンフォニアなどの器楽作品の曲想と音型が多くのアリア … 続きを読む

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大魔神五十周年

今年は映画『大魔神』シリーズ製作から50年目にあたる(シリーズ3作品とも1966年)。第1作は当たるかどうかの目算もなく発表されたのだろうが、時代劇と特撮を合わせた作りは今見てもかなりおもしろい。ここでの魔神は、これを拝 … 続きを読む

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C.Ph.E.Bach THE COMPLETE WORKS

Carl Philipp Emanuel Bach, The Complete Works, The Packard Humanities Institute(http://cpebach.org)

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