月別アーカイブ: 2月 2020

Farnace

ヴィヴァルディ『ファルナーチェ』は作曲家のこのジャンルを代表する。この曲を聴き始めて、シンフォニア=序曲をどこかで聞いたことがあると思う人も多いはずだ。シンフォニア三楽章のうち最初の二曲は『テンペーのドリッラ』のそれとほ … 続きを読む

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マスク

仮面ではない。サニタリーマスクの話である。 ある超一流のオーケストラには非常に顔が大きなヴィオラ奏者が属している。あまりに顔が大きいので、ヴィオラがヴァイオリンに見えるほどである。私はこのオーケストラのサブスクリプション … 続きを読む

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『ショックプルーフ』を見て『眠りの館』を再考する

『ショックプルーフ』は素晴らしいフィルムだ。サークには珍しいボニー&クライドもので、このジャンルの代表作の一つと言ってよい。ただしラストのあっけないハッピーエンディングはサークならでは。ラング作品と比較するなら、『暗黒街 … 続きを読む

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サーク『眠りの館 Sleep, My Love』(1948)

ノワールの秀作。だがヒロイン、クローデット・コルベールが適役かと言えば疑問がある。夢遊病や妄想とは縁がなさそうな面持ちだからである。ヒロインに好意を持つ青年(ロバート・カミングス)が彼女の心の病について疑いを持つのは、そ … 続きを読む

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サーク『丘の雷鳴』

基本的に修道院のセット内で撮られた室内劇。洪水によって避難してきた近隣住人と彼らを支える修道女の、数日間の生活が描かれる。本当は明日の刑執行が予定されていた死刑囚の若い女性が、手錠もかけられずにわずか二人の警官によって護 … 続きを読む

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