ペギラが来た?

寒い。ペギラが到来しつつあるのではないだろうか。

「南極に生息する怪獣で、大国同士の核実験の放射能の影響でペンギンが突然変異した怪獣であると言われ、同様の一対の翼(フリッパー)と直立した形態を有する。アザラシに似た顔を持ち、半分閉じたような眠そうな目と2本の牙、頭から生えた小さな角が特徴。黒煙を吹きながら飛行し武器としてマイナス130度の冷凍光線を吐くが、その際反重力現象が起こりあらゆる物体を舞い上がらせる。第5話では、本編の3年前に南極の観測所を襲い、野村隊員を氷漬けにし死亡させている。南極の苔から取れるペギミンHという物質が弱点であることがわかり、ペギミンHを搭載した気象観測ロケットで迎撃され、どこかへと黒煙を吹きながら飛び去る。第14話では東京へ飛来。南極が原子力発電所の事故で温暖化し生存に適さない温度となったため、北極に向かう途中に東京で休憩したと万城目が推測した。都内を極低温に氷結させ自衛隊の攻撃も返り討ちにし東京を破壊した。元零戦のパイロットであったホームレス沢村照男の操縦するセスナ機の体当たりで爆薬を混合したペギミンHを浴び、どこかへ逃げ去った。」(出典=Wikipedia, 「ウルトラQの登場怪獣」より「冷凍怪獣ペギラ」)

「ウルトラQ」に二度登場し、苦手なペギミンHを浴びてもたんに「どこかに逃げ去る」だけとはしぶとい。ペンギンらしからぬ風貌とは思っていたが、アザラシ――端倪すべからざる奴だ。

この「ウルトラQ」という番組にはデウス・エクス・マーキナの設定がないため、怪獣や宇宙人が倒されることなく、不完全な結末を迎えることが多い。これがもたらす煮え切らない不気味な雰囲気が、60年代日本映画ならではの冴えたカメラワークと演出、そして奇妙なテーマ音楽を通じていやが上にも濃縮される。にもかかわらず、えくぼがかわいい桜井浩子の存在が時々その雰囲気を和らげている(「ケムール人」が登場する編が白眉)。

とはいえペギラにはまたどこかに立ち去ってもらいたい。

 

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