第一日

ハマジン氏のツイートに誘導され、ジャック・リヴェット“OUT1 Noli me tangere”をArte Editon のDVD で見始める(第一日)。

とにかくおもしろい。エピソード2「トマからフレデリックへ」の冒頭、アイスキュロスの「縛られたプロメテウス」の演出を試みているグループがドイツ語訳の一節を読み、フランス語に表現できない美しさに感じ入るところとか、同じ準備作業の一つとして女優の一人を暴力的に扱うシーン(彼女を傷つけないよう入念に準備されてはいるが、他のメンバーは音声と動作でレイプをシミュレートする)の後の、本人が自分の肉体を上方から見るように感じたと証言する箇所(劇団の主宰者は一瞬涙する)など(同じシークエンスで、本作の中心人物の一人であるリリも、この試みに参加したことが明らかにされる)、見ていてこちらまでグッとくる箇所がいくつもある。

山中貞雄作品の武士の内職のように、商売用の封書にきっちりハンコを押すジャン=ピエール・レオーも、例によってたれ目のジュリエット・ベルトもわくわくさせるが、作品の真正さにこそ震えが出る。個人的には「テーバイ攻めの七将」を準備しているリリの劇団のフルーティストの女性が好きだ。

今日から四日間でNoli me tangere を見る予定である。

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