カー

クリスマスにミステリはいける。本日はカー40年代の傑作 “Till Death Do Us Part” を。この頃作者は不倫をしていたことがグリーンの評伝に載っている。やるなカー。この経験が反映したのかしなかったのか、なかなか艶なる仕上がりである。『一角獣』に現れ、後期の歴史物に受け継がれるロマンスの味つけがたぶん中期のカーではもっとも顕著なのがおもしろい。特にこの作品では、主人公の恋が物語の重要な伏線となっている。

この季節、ミステリを読むのにかつてはブランデーを手にしていたのに、いまは数杯の赤ワインというていたらく。残念。

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