海外のサイトで注文した商品の到着が遅れたら(Amazon.fr編)

ふだん米英仏独のAmazonで本、CD、DVDなどをよく購入している。これまで商品の到着が発送時の予定を超えることはなかった。ところが、昨年12月にアマゾン・フランスで購入したフレデリック・ワイズマンのDVDセットは、配達の目安(12月29日ごろ)を過ぎても届かなかった。年の変わり目でありテロの影響も予想されたので、しばらく様子を見ていようかとも考えたが、この全集は楽しみにしていたので、とりあえず状況だけでも調べてもらおうと到着予定日の一週間後に以下のようなメールを送った(国内のアマゾン同様、アカウントサービスから注文した商品の記録に進むと、その商品について照会するフォームがある)。‟Bonjour, Je vous informe que le colis(#注文番号) n’est pas encore arrivé. Je souhaite que les circonstances soient étudiées. Merci de donner suite. Cordialement, 署名”

すると数時間後に返事があり、たしかに発送したのにまだ届かないとは残念、あと7営業日待ってくれ、それでも届かなかったら返金または交換する、とあった。要するに普通郵便物扱いなので追跡調査はできず、商品がいまどこにいるかわからないということらしい。これは後で調べて知ったのだが、日本から外国に送る小包でも、SAL便に代表されるエコノミー・タイプは、書留にしない限り普通郵便物として扱われ、追跡・補償などのサービスは付かない。このあたりの事情は日常的に海外との間で郵便物のやりとりをしているかたには常識だろう。

そんなことなら我慢強く待っているしかないのでは、と思われるだろうが、商品の到着が遅れた場合にこちらから連絡を取ると一つだけ有利な点がある。それは郵送料金が返却されることだ。先のメールはこの点にも触れており、続いてクレジットカード口座への郵送料金返却確認のメールが届いた。

物流がこれだけ整備された今日、商品延着または不着といった事態はめったにないので、万一こうしたことを経験されたら、遠慮せずに照会した方がいい。ただし、いま見たような状況(とりあえず郵送料金は払い戻され、もうしばらく商品の到着を待つ)になったら、気長に待たれることをお薦めする。わたしは最初のメールから10日目に、たぶん商品は永久に届かないのだろうと思い、商品の交換を求めるメールを送った(‟Bonjour, Malheureusement je vous informe que le colis n’est pas encore arrivé. Je vous souhaite d’envoyer le même article encore une fois. Cordialement, 署名”)。数時間後に希望通り対処する(もちろん交換は無償)という返事が届いたのだが、この後わたしは若干めんどうな事態に直面するので、その顛末を書こう。

交換品は第2のメールのやりとりから2週間後に届く予定だった。さてそれが発送され、ちょうど1週間を経た日に、日本郵便によってフレデリック・ワイズマンDVDセットが配達された。到着が早すぎるな、と思って送り状を確認すると、「早すぎる」のではなく「遅すぎた」ことがわかった。これこそ不着のままになるとわたしが勝手に思い込んでいた最初の注文品である。こうなるとわたしは交換品が届き次第返品しなければならない。やむを得ず第3のメールを送った。‟Bonjour, Cet article (“Intégrale Frederick Wiseman vol.1 : 1967-1979″) pour lequel s’est effectuée une commande de remplacement (#交換品番号) à cause du retard et de la perte possible m’est parvenu le 21 janvier (heures de Japon). Je rendrai le colis remplacé quand il sera arrivé. Pouvez-vous me donner votre adresse pour le retour? Cordialement, 署名”

このメールへの返事はこれまでになくていねいで、はじめてこちらの氏名の前にムシューが付いた。内容は返品用書類へのリンク(プリントアウトして返送時に使う、こちらの住所氏名入りのインボイス・小包に貼る返送先住所記載の用紙・事務処理用バーコードなどに案内される)と、返送時にいったんこちらが支払う郵送料は商品到着時に返却される、といった説明である。

別にたいした手間ではないものの、これに伴ってわたしがやらなければならなかったのは、リンクからの書類の印刷、日本郵便のサイトから適切で安価な国際小包のタイプを選ぶこと(2kg 未満の商品なので、書留つきSAL便の小型包装物が該当した)、交換品の到着を待つことだった。驚いたことに、交換品はAmazon.fr との第3のやりとりの翌日に到着した。かくしてわたしは、海外サイトで購入した商品の到着が遅れた場合、1週間くらい様子を見てから連絡を取り、郵送料金払い戻しを受けたらじっと我慢して待つことが望ましいという教訓を得た。

交換品は昨日書留で発送しておいた。ちなみにAmazon.fr の商品の場合、返品後に郵送料を払い戻してもらうためには、「小包の中に」郵送料の領収書を入れる必要がある(メールの片隅に書いてあるので要注意)。小型包装物の場合、郵便局にCN22(通関のための内容報告書)が添付された送り状(小包に貼り付ける複写式のそれ)が用意されていて、その表面にも料金が表示されるので、あまり心配することもないだろうが、わたしは念のため開封した状態で小包を郵便局に持ち込み、もらった領収書を同封してからガムテープで小包を閉じた。

以上はもろもろおもしろい経験ながら、‟いらち” のわたしにはめんどくさくもあった。とはいえ万一同様の事態に遭遇してお困りのかたがいらしたら、参考にしていただければ幸いである。そこから生じるできごとについて当方はいっさい責任を持たないけれども。

 

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