ソロモンの雅歌

ギュスターブ・モローの「雅歌(1893)」は大原美術館にある。

http://www.ohara.or.jp/201001/jp/C/C3a28.html

ソロモンの雅歌の日本語訳はこちらのリンクを(日本聖書協会による口語訳,1955年)。

http://ja.wikisource.org/wiki/%E9%9B%85%E6%AD%8C%28%E5%8F%A3%E8%AA%9E%E8%A8%B3%29

映画に引用されたソロモンの雅歌といえば、フリッツ・ラングの「飾り窓の女」(1944)を忘れるわけにはいかない。エドワード・G・ロビンソンがクラブのライブラリーから無作為に取り出して、食後酒をちびりちびりやりながらページを繰り始めたことが、ジョーン・ベネットとの運命的な出会いのきっかけを作る書物である。当時のハリウッドでは、ヒッチコックの「白い恐怖」(1945)など、精神分析ネタが流行の意匠として登場した。「飾り窓の女」のロビンソンは精神分析を専攻する教授であり、円満な家庭と堅実な職業に恵まれながら、性的欲求不満に陥っている。この映画ではソロモンの雅歌がロビンソンの抑圧された性欲とベネットとの出会いを結びつける一種のマクガフィンとなっている。

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